実証実験の概要

一般社団法人サーキュラー・ラボ・広島は、THE OUTLETS HIROSHIMAのフードコートにおいて、水飲み用使い捨て紙コップの回収・再資源化に向けた実証実験を2026年3月28日より実施しています。専用回収BOXの設置と運用を通じて、現場で無理なく続けられる資源循環の仕組みづくりを目指しています。

実証実験の背景

商業施設のフードコートでは、日常的に多くの使い捨て紙コップが使用されています。一方で、飲み残しや異物混入、分別にかかる手間などの課題があり、資源として活かしきれず焼却処分されることも少なくありません。

紙コップは素材として資源化の可能性を持つ一方、現場では飲み残しへの対応や異物混入の防止、分別作業の負担といった“見えないコスト”が、循環を進めにくくする要因となってきました。

取り組みのポイント

本プロジェクトは、サーキュラー・ラボ・広島と共に活動する叡啓大学の学生による提案をきっかけに始まりました。利用者の動線を踏まえ、捨てやすく、かつ混入物を防ぎやすい回収BOXの配置や運用方法を検討し、現場での実装につなげています。

また、趣旨に賛同する企業からの協賛により、専用紙コップの制作・購入費など、運用に必要なコストの一部を支えています。これにより、小規模な資源回収の仕組みが現実的に成り立つかを検証しています。

今回の実証実験では、紙コップの回収率や異物混入の状況、運用負担、コストバランスなどを確認しながら、継続可能な資源循環モデルの構築を目指しています。

開催情報

開始日:2026年3月28日

実施期間:約3か月間

会場:THE OUTLETS HIROSHIMA フードコート

実施内容:水飲み用使い捨て紙コップの専用回収BOX設置、および回収した紙コップの再資源化ルートの構築

参画団体・協力企業

主催:一般社団法人サーキュラー・ラボ・広島

実施協力:THE OUTLETS HIROSHIMA、叡啓大学

協賛:

  • 株式会社桐原容器工業所
  • 株式会社広島経済研究所
  • 株式会社シンギ

回収・資源循環協力:

  • 株式会社不二ビルサービス
  • 広島きれい株式会社
  • 有限会社丸久商店

今後に向けて

本実験を通じて得られたデータや現場での知見をもとに、継続可能な資源循環モデルの構築を目指します。また、使い捨て容器の資源循環を社会に実装していくための仕組みを整理し、将来的には他の商業施設や公共空間などへの展開も視野に入れています。